道普請
道も大分荒れてきたので久々に今日梅雨に備えて補修した。
後述するがここはうちしか使っていない上に図面上は道ではなく役場が持っている細長い土地という位置付けなので、道路補修、敷き砂利、除雪等はすべて自分で行わなければならない。しかもその距離1キロ余り。
これが補修前。
これが補修後。
赤く見えるのは瓦の色です。
今はユンボを持っているので楽になったが前は手作業でした。
これが補修前。
ここが林道との分かれ道、ここから手前方向に瓦ロードが始まる。
ユンボでの補修中。このユンボの前についている鉄板を排土板といい、小型のブルドーザーの役目もします。道作り、土地の造成、雪かきなど大活躍です。
ということで今日は道の奮闘記。
前にも書いたが土地を買うときにそこからの景色に惚れて買ったためインフラは二の次でした。前の日記にも書いたように水は何とかなったので道も何とかなるでしょう、と始まりました。道を造成しているときはデジカメは無くフィルムのカメラで撮ったのでここに載せられないのが残念です。その頃は道といっても土だったので雨が降るとぬかるんで田んぼ状態、四輪駆動のデリカでも登れませんでした。道幅も狭く乗用車でもぎりぎりで、何回か通るとボディーは枝で擦り傷だらけになりました。ところどころ砂利を撒いたりしましたが家を建てるためにせめて2トントラックが通れる幅にしなければと本格的に取り掛かることにしました。
道の両側は民有地なのでまず地区の総代さんに相談に行きました。そういう場合はその広げる土地の持ち主全員の許可が必要といわれましたがその総代さんがいい人で「よし俺が次の寄り合いでみんなに頼んでやる」といってくれ、晴れて拡幅工事が出来るようになりました。(部落の人には土地を買ったときと、1年後白河に引っ越してきたとき2回全部の家に挨拶回りをしておいてよかった。因みにその2年後家が出来て大信に引っ越す前にも回ってます、計3回、毎回お菓子持参なので部落の人は恐縮してたけどこちらも早く仲良くなりたいし情報収集の意味もありますから。余談ですがちょうどそのころオウムがあちこちでサティアンを作り問題になっていた時期でうちも最初はオウムではないかと疑われていたようです。(笑)そりゃそうでしょう水も電気も道もないあんな山奥に住もうとするなんて。)
いくらユンボでやるにせよ「狭いところを広げ、急なところをなだらかに」と言葉では簡単ですが結構大変でした。路面も一番削ったところは長さ100メートル深さ1メートル以上下げました。やっとそこまで終わってもまだ路面は土です、はじめのうちは砂利を買ってきて撒いていましたがどんどん土の中に入ってしまいいくら撒いても足りません。なんせ舗装道路から2キロ、そのうち始めの1キロは県の林道なので村で補修してくれてますが残りの1キロを整備しなければなりません。この辺は白河石の産地なので石切り場から木っ端石を貰って特にひどいところに敷いたりしましたが厚みや大きさがまちまちなので返ってでこぼこになったりして・・・
そこで今度は「瓦だ!」と思いつきました、我ながら頭いい!解体で出た瓦なら厄介者なのでただで貰えるし砂利の代わりになるのではないか?敷いてみると最初はすこしがたがたするけどすぐ割れて周りになじむのでなかなか具合がいいんです。赤土を焼いたものだから自然にもやさしいし、いいことずくめと思われました。しかし瓦を撒いて数日後、車がパンクしました、そのときはまだ瓦との関係には気づいていませんでしたがそれから1週間で5回パンクしたときにはさすがに気づきました。(笑)配達の人、そのときパンクしてたらごめんなさいそれはうちのせいです(笑) 実は瓦を屋根に固定していた釘も気づかずに一緒に撒いていたのでした。でもあきらめませんよーおらは。今度は瓦工場を探してそこで不良品を貰うことにしました、先方も瓦の処分に困っていたので大喜び、オラも今度は大喜び。トラックで何十回往復したかわかりません。下の部落の人もあきれるやら感心するやら「まーよくやるねー」と言われ続けてやっと道の形になったのですが定期的に瓦を撒き続けなければならないのがちょっとつらい。
宝くじにでも当たれば全部舗装すんだけど・・・
うちの道の初めのころはこんな感じでした。
んーもっと細かったかも。
途中林道からわき道に入るのだけれど宅配便の人、郵便屋さん、電気やガスの検針のひとなどがみんなこちらに曲がらずまっすぐ行ってしまうので看板立ててみました。矢印のあと1キロと書いてあります。
今度「楽園ファーム」という看板も立てようかなそれとも「山奥の楽園」がいいかな「田舎の桃源郷」もいいな。
Unknown
今日はごちそう様でした。あかはら(?)とタラの目の天ぷら、大変おいしかったです。満腹になりまた肥った感じです。
今日、林道から入ったとき、道が平らになっていると思ったら、整備した訳ですね。我が家の軽自動車(一応4駆)でも、なんなく登れるようになりました。今晩も大雨のようです。頑張って下さい。
Unknown
山奥までお疲れ様でした。
こちらこそおいしいパン御馳走様でした。お互い頑張りましょう。またいつでも来てください。
ユンボってすごい。
こういうのユンボって言うの?
ブルドーザーや除雪機と見分けがつきません。
操作してる姿かっこ良いです!
それにしても最初手作業で道路工事したとはびっくり
カメラで撮ったフィルムね、写真屋に持っていくとCD-ROMにしてくれるよ。
ありがとう
一般的にはユンボですがほんとはバックホーといいます。
楽園作りにはなくてはならないものです。もう十分元はとったけどまだまだ
頑張ってもらうよー。
えっ?そうなの?フィルムもっていくとCD-ROMにしてくれるの?知らなかった、教えてくれてありがとう。でも世間では常識だったりして。(笑)なんせやまざるなもんで。