今日は馬の削蹄士

最近夕方には眠くなるやまざるです、こんにちは。

馬のオーディンのヒズメが伸びて気になっていたので今日は爪きり。

毎月7のつく日は矢吹の家畜市場が開くのでそこに「食いきり」という刃物を買いに行って来ました。

一般の人は入れませんがおらは顔パスつーことで。

なんちゃってよく例の高橋さんと来てたので一般の人も入れるのを知っていたのです。でも普通の人はセリに参加できません。

おらは高橋さんに頼めば買えるけど・・・以前高橋さんが「馬やヤギが居るんだから牛も買ってやるから乳しぼれ」といわれました、ちょっとその気になりましたが乳牛は毎日何十リットルも乳が出るらしい、そんなに飲みきれないし、しぼらないと乳房炎になってしまうと聞いてやめました。

結局市場に来たはいいけど目当ての露天商が来ておらず買えませんでした。

市場の内部。

たまにヤギや馬もセリにかかるんだけどほとんどが乳牛と和牛です。

安いのは一頭10万円以下です。高いのは60万円という奴もいます。

月齢や種類によってさまざまですが高橋さんはそれを半年位肥育して倍くらいの値段で売ってます。

皮算用をしてあげたら「そんなことは計算しないでいいんだ」と言われてしまいました。でも結構儲かるみたいです。

「馬は金にならないから牛をやれ」と言われていますのでもしかしたら将来牛の肥育もやるかも。

市場内にある牛頭観音。

これが「クイキリ」

市場にもホームセンターにも無かったけれど、矢吹町の個人商店の金物屋に置いてありました。でも袋には「高級園芸品 根切り」と書いてあります。

一応店主に聞いてみました。

おら「これで馬のヒズメ切れますかねー」

店主まじめな顔して「これなら鉄でも切れる」

そんなオーバーな!!

相当売れ残っていたらしくホコリや色あせがすごい。

売りたいのは分かるけどそこまで言うか(笑)

伸びすぎてご覧の有様。

今きれいにしてやっかんな。

まずは裏掘りといってヒズメの裏側の掃除をします。

これは掘る前、土やごみで爪の裏が見えません。

これが掘った後、専門の道具は無いので大工さんが使うカスガイを加工して自作しました。右足内側(奥の足)に見えるグレーの楕円形はさてなんでしょう?分かる人は相当な馬好きです。答え 指の退化した跡です。因みに今の馬のヒヅメは中指です、指一本で立ってるなんてすごい!

いよいよ今回のメインイベント、の根切りの登場。

さすが鉄も切れる根きり、よく切れます。(笑)

左足はいいんだけれどこのように右足の場合、通常は右手で足を持って左手で作業(裏堀り等)するんだけれどくいきりを左手で扱えないのでご覧のような中途半端な体勢に・・・

最後にヤスリで形を整えて終了。

一頭で汗はびっしょり腕はパンパン腰はぎしぎし 情けない。

今日はエスカップではなくグロンサンにしたやまざるでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日記

前の記事

やまざるのきこり講座