近況報告

実写版真っ黒クロスケのやまざるです、こんにちは。

今日も藁葺きの古民家の解体作業でした。↓

午前中は土壁の壊し。

(これ↓は親方です。)

おらならカケヤでドーンと叩いて落としたくなってしまいますが、バールで土だけを丁寧に剥がしていきます。↓

デカイバールでずっと作業してたので肩が痛い。

午後からは屋根のワラやカヤの撤去です。↓

100年分のススやホコリでスゴイ事になってます。↓

気を付けないとこの↓竹はワラ縄で結んであるだけ(しかも100年前の)なので切れます。

おらは実際滑って1回上から落ちました。

でも中にではなく外側を滑り落ちたので藁の上でした。

茅葺きは屋根の勾配を急にしないと屋根が痛みますからね。↓

服も真っ黒~↓

腕も真っ黒~↓

顔もこんな↓感じでした。

親方の顔がすごかったので笑ったら、しっかり自分もそうなってました。

いつものように玄関でお出迎えのマリー。↓

「誰?」ってか?

「えっ?お父さん?真っ黒であたしと同じ~」(爆)ってか?

さて、ここでも何度か紹介してるSさんことゆかりちゃん。

彼女のファンの方も多いので近況を報告します。

毎日新聞に載ったらしいのですが、彼女がその内容をフェイスブックに公開したのでコピーしてお知らせします。

彼女のフェイスブックを見てる方は同じ内容ですのであしからず。

以下コピー

9月21日の毎日新聞の夕刊に、私の「海外放浪記」を載せて頂きました。編集さんに付けて頂いたタイトルは「生きる意味探して女ひとり。」完全に演歌の世界です。しかも、私の書いた内容も、中々、あつくるしいので、ちょっと恥ずかしいですが…半年間の旅をまとめました。

読みづらいと思うので、内容をコピーします。

以下

(前文)

ちゃんと生きたい。だから放浪したいと思った。…就職活動を後に回し、3月から8月いっぱい、ヨーロッパ、中東、南アジアの18カ国を、一人、陸路でひたすら移動した。【東…京外国語大・酒井友花里、写真は酒井提供】

 (本文)

「半年間、18カ国を放浪していました」。こう言うと、必ず聞かれる。

 「一体、何していたの?危なくなかった?」

 誰かに「見どころ」を用意してもらう「観光」には興味がなかった。その土地に暮らす人々の何気ない日常を見たかった。日本にはない「暮らし」の臭いを嗅ぎ、人々が毎日、何に笑い、何を欲しがっているのか、どんな幸せの形があるのか…ただ気になった。地元に根付いた礼拝所、市場、公園、墓地、畑……。とにかく街を歩き回り、チャンスがあれば家庭に転がり込んだ。 最初に訪れたのは、オリンピック開幕の準備に追われるロンドン。その後、イギリスから、東欧諸国、バルカン半島、トルコを通ってイランまで、地元のバスや電車を乗り継いで陸路を少しずつ進んでいった。

  ポーランドからウクライナへ向かう夜行列車の中、国境警備員として働く中年の男性とウォッカを飲みながらお喋りした。「生活っていうのはなあ、その土地、その土地に根付いるんだよ。国境なんて後からできたものだろう?」彼は拙い英語で伝えてくれた。満員のバスの中にこもる人々の体臭がすこしずつ変化するように、文化も自然も、国境とは関係なく移り変わっていくのを確かに感じた。

 今まで学んできたのは英語とヒンディー語だ。それ以外の言語は、お礼の言葉と喜怒哀楽の表現を暗記しただけ。本当に伝えたい時は、シンプルな言葉で相手の目を見て全身で伝えようとした。すると、理解できなくても、相手と触れ合えているという実感があった。

 ルーマニアのロマネスク地方、人口600人のへき地で、自給自足の生活を体験した。早朝、牛の乳を搾る。加熱していない脂肪分たっぷりのミルクは、こってりしていてズシンと重い。畑で採れた泥つきのネギはピリリと辛い。森で採れたキノコは弾力がある。ここの食べ物は飲み込むと、目が白黒するくらいのエネルギーがある。食べ物はただの「カロリー」でも「栄養素」でもなく、もともと「生き物」だったのだと気がついた。

 イラン中央の、砂漠の隣に位置するアルダカン。信仰深く、保守的な人が多く住んでいる小さな町だ。ここで4件のご家庭にお世話になった。日中は40度を超える暑さだった。女性たちは、身内以外の男性がいると、家の中でもスカーフで髪を覆い、黒いベールで全身を包む。私も外を歩く時、それに従うように言われた。戸外では私服警察が巡回し、監視しているのだという。外で政治の話をするとき、彼らの声は小さくなった。

 この街の商店街はいつも閑散としていて、娯楽施設もない。人々は、「生活の張り合い」を家庭の中や近所付き合いに求めているように思えた。自分と同い年の大学生の男の子が言った。「ここではね、食べて眠って祈るだけ。羊のようにしか生きられない。どこでもいい。ここより自由な場所に行きたいよ」今まで、「自由」に無頓着だった。しかし、ここで感じる緊張感と息苦しさはリアルだった。

 インドとパキスタンが帰属を争うカシミール。地元の人をガイドに雇って、ヒマラヤ山脈を登り、標高3800㍍の地に行った。手を伸ばすと雲に手が届きそう。辺りにはインド兵のキャンプと見渡す限りの黄色い花畑。狭い一部屋に若い夫婦と小さな男の子3人とが暮らしていた。

 料理で使う香辛料のカルダモンと生活の臭いが溶け合って、部屋の中には独特の甘い香りが染み込んでいる。ぼんやり朱色に光る灯油ランプが、ぴったりと肌を寄せて眠る彼らを照らし出す。幸せの基準なんて分からない。けれども、愛する人と必要なものだけに囲まれて、生きる彼らの生活に、はっとするようなまぶしさを、ふと感じた。

 

旅行中は、地元の人と触れ合い、できる限り家庭に泊めて頂いた。そして信頼できる人の紹介する友人、親族を頼って移動した。多くの人に助けられた。半年間で使った金額は飛行機代も含め65万円。誰を信じ誰を疑うかで旅は大きく変化する。人のネットワークの中にいるときに、危険な目に合わなかった。

 8月の終わり、南インドで高熱を出し、全身に発疹が出て10日間寝込んだ。家族にありのままを知らせ、旅行継続を断念し、自力で何とか帰国した。「なによ、もう、死んだのかと、思ったじゃない」。成田国際空港に迎えに来た母の声は震えていた。やっと旅が終わったのだと感じた。 

「楽しい旅」ではなかった。どの地に行っても、何かに無理やり「意味」を探した。このまま就職すると、企業の価値観や世間の「あたりまえ」に流されてしまう。 世界に転がる価値観に触れて、少しでも自分の頭で考えたい。自分の足で歩きたい。けれども、支えになるような価値観は見つからない。世界のあちこちで、人が生まれ、生きて、死んでいく。ただ、それだけに感じた。

次第に疲れ、目の前の情景をただ、ひたすら感じるだけになった。ジャムを煮詰める甘い香り、真摯(しんし)に祈る人々のたたずまい、病院のないへき地で苦しそうにあえぐ声。古ぼけた民家の淡い色彩美、もう二度と会えないけれど「また来てね」そう言って抱きしめてくれた人の温かさ。帰国後も、ふとした瞬間、そんな記憶が蘇る。これから、日本に根を張り生きていく。ここでも人は毎日、「生きて」いるのだと、私はやっと気がついた。

コピー終わり。

ねっすごい子でしょ?

きっと彼女は素晴らしいジャーナリストになるでしょうね。

もしジャーナリストにならないとしてもいつも輝いてる女性になると思います。

そう言えばさっきNHKのクローズアップ現代で仮想のゲームにはまってしまい現実の生活に支障をきたしている人が急増していることが指摘されてました。(1日中ゲームをやって学校に行かない等・・・そのガキ子供の言い草が「現実の世界では努力しても報われない事があるけどゲームでは努力すれば報われる」って言ってたので思わず何万も金払ってるんだから当然だろ!と突っ込んでしまいました。じゃないとゲームを続けてもらえないもんねー)

それに比べてリアルの世界で放浪し考え、悩み、苦しんで何とか答えを見つけようと頑張ってるゆかりちゃんのなんと逞しくて頼もしいこと。

いえ何もゲームが悪いって言うつもりはありません、あくまでもゲームですから趣味で楽しむならいいのです、それが生活の全てになってしまうのはオカシイでしょっ!と言いたいだけです。。

それこそゲーム会社の思うつぼ。

ところでソーシャルゲームって何?

ほいじゃおやすみなさい。

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近況報告” に対して6件のコメントがあります。

  1. どらねこ より:

    Unknown

    なんというか、いろんな意味でほんとに「すごい子」ですね。このエネルギーというか、バイタリティというか、どこから来るんだろう。

    「生きる意味」かあ。最近、そんな哲学的なこと考えたことなかったな・・・

    でも、ちゃんと生きたいという気持ち、激しく同感です。

  2. ai より:

    Unknown

    すごい、うまく表現できないけど、すごい。

    その感性、行動力、どんな世界に根をはるのか、

    どの道に進んでも、とても魅力的な女性になるのでしょうね。

  3. やまざる より:

    どらねこさんへ

    こんばんは、どらねこさん。

    おらもあのバイタリティーはどこから来るのかと思います。

    先日コピーの件で連絡したら会いたいと言ってくれてるのでそのうちに又来るかもしれません。

    来たら聞いてみよっと。

    おらが彼女の年の時は生きる意味なんて考えませんでしたねー。

    毎日が楽しくてのほほ~んと過ごしてました。

  4. やまざる より:

    aiさんへ

    こんばんは、aiさん。

    彼女の旅行中の日記を読むとこんなもんじゃないんです。

    もっともっとすごいんです。

    普通ならもっと危ない目にあってるんでしょうが、悪いヤツもきっと彼女の魅力(魔力?)(爆)にとりつかれて手が出なかったと思われます。

    よく無事で帰って来てくれました。って感じです。

    ホントにこれからが楽しみな子です。

  5. shinchan より:

    私もゆかりちゃんのファンです

    ゆかり。。。妻と同じ名前ですが。。。ほんとにこういう子が将来の日本を背負って立つことになるのでしょう。私もできるかぎりバックアップしたいです。ところで来月20日お会いできるのですよね?

  6. やまざる より:

    shinchanさんへ

    こんばんは、shinchanさん。

    奥さんはゆかりさんなんですね。

    今度お会いしたいですねー。

    20日の件、まだ返事してないんです。

    触れ合いの仕事が入りそうだったので、入らなければ行くって言ってあるのですが今の所入ってないので行けそうです。

    2週間位前には幹事さんに返事しないとね。

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